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「ペットロス」予防の視点

  • 執筆者の写真: Ayako Fukuda
    Ayako Fukuda
  • 2019年6月27日
  • 読了時間: 2分

この仕事を始めるきっかけが、ゴールデンレトリバーの元保護犬をなくしたことだったのですが、実は暫くはもう2度と犬を飼えないかもしれないと思っていました。


ペットロス症候群にはならなかったものの、子供のように大切な存在を失うことが辛すぎて、もうこんな辛すぎる思いをしたくない!と強く思っていました。



それでも5年後の今年の2月、やはり元保護犬だった、今の愛犬を迎えることになります。



今の心境に到るまでに至った一番のきっかけは、「寿命」という考え方でした。

当時はまだいずれ失うことの恐怖に囚われすぎて、新たに犬を迎える気持ちに全くなれずにいたのですが、そもそも大切なことに気づいたのです。



それは「寿命」はすでに決まっているもので、年数よりもどのくらい楽しく幸せな時間を一緒に過ごせるか、ということです。



前の愛犬の元保護犬の子は、4頭のゴールデンレトリバーを飼っていたお宅が夜逃げをする際、飼育放棄されたうちの1頭の子でした。



うちに迎えた時には推定5、6歳、かつ強フィラリアの陽性で、残りの犬生、どのくらい一緒に過ごせるのか全くわかりませんでした。



その時は、当時ボランティアをしていた保護施設のケージの中で2年以上過ごしていましたので、新たに家族が見つからなければ、一生そこで過ごす事になるかもしれない、、そんな状況でした。



当時はその後どのくらい一緒にいられるのかなどの不安よりも、彼女と一緒にいたい、彼女を幸せにしたいと思う気持ちの方が強く、家族に迎える決断をすることができました。



数年後のある時に知人と話をしていて、その当時の気持ちを思い出し、ハッとしたのです。



「失う事」に囚われるのでなく、最期を見送る事は飼い主さんにしかできない事で、寿命はすでにもう決められているもの、できるだけ一緒に幸せに日々を過ごし、その時にできることをやり尽くして、そして見送ることが最大の貢献じゃないかと。



一生の間に、仕事やボランティアを通じて私ができることを貢献したい、そうずっと思ってきましたが、そのうちの1つである、1頭でも多くの保護ペットに家族を見つけたい、それができるのが、また新たな保護犬を迎えることだと気づいた事で、今こうして今の愛犬を迎えることができています。



「失うことに囚われない」という考え方が「予防」に通うじるところでもあり、囚われている考え方、視点を変えることによって「ペットロス症候群」は避けられるのです。



この視点について、次回詳しくご紹介します!











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