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犬を家族に迎えること

  • 執筆者の写真: Ayako Fukuda
    Ayako Fukuda
  • 2020年4月23日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年4月25日



今、この自粛生活の時期だからこそ、保護犬を飼う事をお勧めしている記事を見ました。


一頭でも多くの子達が幸せになれるよう、里親になってもらいたい強い想い

はありますが、逆に人によっては安易にできることでもないことも実感しています。


だからこそ、あえて犬を飼うこと、里親になる前にもう一度考えて欲しい事を4つまとめてみました。


1 忍耐力が必要


1頭1頭の犬の過去は異なります。

何らかのトラウマがある事もあります。


何かのきっかけでそのトラウマが蘇ることもあり、飼い主さんからして

「望ましくない」と思われる行動をすることもありえます。

(例えば、何かのきっかけで吠えるなど)


それも、その子の個性として向き合っていくこと、丸ごと受け入れる覚悟と、

必要に応じて、それを改善するためのトレーニングなどをしていく忍耐力が

必要です。

(トラウマのない子が沢山いるのも事実です)



2 「個性」を丸ごと愛する


飼い主さんにとって、「望ましくない」と判断することも、

その犬にとっては理由があります。


そしてその理由の原因までを探ることはできないかもしれませんが、

過去があり、現在があること。

トレーニングをして、改善できることと、できないこともあり得ます。


その現在の行動は100%飼い主さんの望む状態(性格)とは違うのかもしれませんが、

その子を変えようとするのではなく、その子自身の「個性」として愛してあげてください。

これはパートナーとの生活でもいえるのかもしれませんね・・



3 これまでの生活とは変わること


保護ペットに限らず、ペットを飼うことはこれまで旅行などを楽しんでいた方も

旅行がしにくくなったり、お散歩のための時間をかなりとるようになるかもしれません。


小型犬はお散歩が要らない、と聞いたりしますが、個人的には必要だと考えます。

運動の視点だけでなく、外の刺激が必要だからです。

そして例え中型犬でも、とてもアクティブな犬の場合は個人的には30分以上の運動を

お勧めします。


また、家の中で排泄をさせる場合は、場所を覚えるまでにかかる時間も一定時間

かかる場合があり得る場合も考えておく必要があるでしょう。

(トイレは、しつけ相談の1、2番に多いお悩みです)



4 「相性」をしっかり見ること


これは初めて犬を飼われる方、そして多頭飼いの方に見ていただきたいことですが、

人そして先住犬との相性はとても大切です。


特に、もし犬を初めて飼われる方は、まずは犬との生活自体が初めてになるので、

トライアル期間に、その子との生活をする中で、犬にとっても飼い主さんにとっても、

お互いにストレスが無いかをまずはしっかり確かめて頂きたいと思います。


例えば、とてもアクティブでエネルギーが溢れているタイプの、若いワンコの場合

穏やかでおとなしい犬を望んでいる方には向いていません。

犬としては、ただ遊びたくて家で遊びまわっていたとしても、静かに暮らしたい

飼い主さんだったとしたら、家で遊び回ることがストレスになることもありえます。

そして犬にとっては、全く構ってもらえずに放って置かれる事がストレスになります。


多頭飼育の場合、初対面は先住犬と事前に外で会わせる、そしてトライアル期間中に

家の中での様子をしっかりと見ることが大切です。


合わないかな?と思った場合、なんとかなるだろうとそこを無視してしまうと、

後から大変な思いをして、先住犬、保護犬にとっても不幸なことになります。


ペットを飼う事をお勧めをしたい気持ちも理解しつつ、今回あえてその前に心に留めておいて頂けたらと思うことを書きましたが、

保護犬だけでなく、ペットショップやブリーダーさんから迎え入れる

ことを考えている場合でも共通する事だと思っています。


ペットといっても、大切な家族、大切な1つの命です。

きちんと向き合う覚悟と時間が必要になります。

今、日頃以上に強く実感していますが、自分の命、大切な人の命、ペットの命

を守るために引き続き外出は控えて自粛しつつ、周りの方たちと家族に感謝の気持ちを持ち続けたらと思っています。









 
 
 

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